死恐怖症

1人残された気持ち

世の中には高所恐怖症や閉所恐怖症など、、様々な恐怖症があると思いますが、私は昔から嘔吐恐怖症と死恐怖症です。

嘔吐恐怖症は特に自分のではなく人のを見るが怖いです。

周りでそうゆう人がいたら、急に心臓がバクバクし恐怖になり耳をふさいでその場から立ち去ります。

 

その後もしばらくは心に傷がついたような状態になってしまいご飯も食べれませんあせる

なので旦那が気持ち悪いと言って吐くようなことがあったらどうしようかな、、、と正直思っていました。

 

しかし旦那は癌になってから、貧血っぽくて気持ち悪いと言っていたことはありましたが実際に吐くことは一度もありませんでした。

もしそうだったとしても、旦那の場合命に関わることかもしれないし嘔吐恐怖症だからと言って逃げてる場合ではなかったと思います。

 

嘔吐恐怖症と同じくらい怖いのがです。

 

子供の時からよく“死んだらどうなるんだろう”という恐怖があり、死ぬ時って苦しいのかな、、、とか、今会ってる人たちの存在も消えるし、楽しかった思い出も全部消えると考えたら恐怖でしかありませんでした。

自分の死も怖いですが、大切な人の死の方がよっぽど怖いです。

でも死だけは100%誰にも訪れることなので、それから逃れることはできません。

死が怖い原因は、まだ経験したことない未知の世界だからということと、人から忘れられてしまう恐怖、今が幸せだったり充実してる場合、生に執着があるからだと考えられているみたいです。

あとは、前世において死の間際に無念さ、恐怖心、後悔などを感じていた場合、今世にその感情を持ち越すこともあると言われています。

 

去年癌が発覚してからはずっと、旦那の死が怖くて怖くて仕方ありませんでした。

その逆に自分の死に対してはあまり恐怖はなくなっていて、旦那より私が先に亡くなってしまえば旦那は死ぬのが怖くなくなるかな、、とかいろいろ考えてしまった時もあります。

 

旦那も実際死ぬの怖いと泣いていましたし、この30代の若さで、まだまだやりたいことも沢山あり、新婚の私を置いて、自分の両親より先に逝ってしまう恐怖は計り知れません。

 

大切な人の死を乗り越えた今、私には怖いものがそんなになくなりました。

癌の激しい痛みと戦ってる旦那を目の前で見ていたから、それに比べたら何でも頑張れそうな気がします。

 

 

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