私には2つ下の弟がいますが、姉弟で死別経験者になってしまいました。
弟には長く一緒にいた彼女がいたのですが、去年交通事故で一瞬にして彼女の命は消えていってしまいました。
私はそれを耳にした時はショックで頭が真っ白になってしまったと同時に、弟のことが心配でしたが、そんな中まさかの旦那の膵臓ガンが発覚したのです。
弟に旦那が癌になったことを知らせた時、弟から祈ってあげて!と言われました。
彼女は祈ることすらできずに亡くなっていったからと。
私も旦那の奇跡を信じて毎日祈っていましたが、今年5月に天国へ旅立ってしまいました。
死別を経験した今、改めて命の尊さを知ることができました。
本当に人はいつ亡くなるか分からないし、その時が、数年後かもしれないし、数時間後かもしれない。
うちの両親は、どんなに喧嘩しても必ず出掛ける前に“いってらっしゃい”をちゃんと言うみたいです。
「いってらっしゃい」「ありがとう」「ごめんね」など、、、
当たり前な言葉かもしれないけど、私はいつもその一言がなかなか素直に言えなかったり、旦那に1番言ってあげたかった言葉も結局、最後の最後まで言うことができませんでした。
私は言えなかったことを後悔しています。
なのでこれからは“ありがとう”など何か伝えたいことがある時は、思った時にちゃんと言葉にしていこうと思います。